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診療分野

当院では以下のような疾患を重点的に診断・治療しています。

難聴・耳鳴り

耳鳴りは難聴に伴って起きます。
難聴の原因は外耳、中耳、内耳の疾患に分けられます。

  • 外耳:耳垢栓塞
  • 中耳:鼓膜穿孔、中耳炎、耳小骨離断、耳硬化症

  • 内耳:突発性難聴、騒音性難聴、特発性低音障害、老人性難聴、外リンパ瘻

鼓膜所見、聴力検査(標準純音聴力検査、ティンパノメトリー、SISI・JERGERテストなど)を行い、難聴の原因を調べます。

補聴器相談

血圧、コレステロールなど自分の検査値を知っていますが、自分の聴力を知っている方は稀です。聞こえが悪く日常生活で不便を感じておられる方は補聴器が必要かもしれません。気楽にご相談ください。聞こえの非常に悪い方は身体障害者の認定を行っています。補聴器の公費による助成が受けられます。

めまい

めまいは内耳、脳、全身の病気などの原因で起こります。

内耳:メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、外リンパ瘻など

メニエール病

ぐるぐる回るめまいに耳鳴、難聴を伴い、このような発作を繰り返す病気です。内リンパ水腫(水ぶれ)が原因と考えられており、ストレス、睡眠不足、過労などでめまいを悪化させます。抗めまい薬、メイロン注射、安静などで治療します。

良性発作性頭位めまい症

起床時、頸、体を動かした時にぐるぐる回るめまいが起きる病気です。体の平衡をつかさどる耳石のかけらが三半規管に紛れ込むと考えられています。耳石を元に戻す耳石置換(めまい体操)が有効です。

前庭神経炎

ぐるぐる回るめまいが数日間続き、その後フラフラが数か月続きます。バランスに関わる前庭神経のウイルス感染が原因です。めまい、吐き気を抑える薬物療法、点滴などで治療します。

外リンパ漏

中耳、内耳にかかる圧変化(ダイビング、はなかみ。飛行機搭乗など)で内耳よりリンパ液が漏出しめまい、難聴を来たします。安静で自然治癒する場合もありますが、難聴が進行する場合は中耳開放術(手術)が必要です。

脳:脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、椎骨脳底動脈循環不全症など

半身のしびれ、麻痺。ろれつが回らない。ものが二重に見える。ひどい頭痛などがあれば、すぐに脳外科、神経内科を受診して下さい。

全身:貧血、高血圧、起立性低血圧症、不整脈など

問診、眼振検査、聴力検査、血液検査、CT、MRIなどの検査で原因を調べます。

めまいの問診票はこちら

中耳炎

急性中耳炎

ほとんどが小児の病気です。風邪、鼻炎などに合併します。鼻の奥の炎症が耳管を通じて中耳に波及して起こります。急な耳痛が特徴的ですが、しゃべれない子では急に不機嫌になります。耳の治療と同時に鼻の治療が大切です。

慢性中耳炎

鼓膜に穴が開いて耳垂れが出る単純性慢性中耳炎と周囲の骨を破壊する真珠腫性中耳炎があります。真珠腫性中耳炎では進行するとめまい、顔面神経麻痺、髄膜炎などの重篤な合併症を起こしますので早い時期に手術が必要です。

滲出性中耳炎

鼓膜の向こうに水が溜まり難聴を来します。痛くないので“静かな中耳炎”と言われています。急性中耳炎の不完全な治療や鼻炎、アデノイド、扁桃肥大などが原因で起こります。

副鼻腔炎

副鼻腔炎は、上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞という4種類の副鼻腔のどこにでも起こります。
多くは鼻炎を併発しているため、鼻副鼻腔炎と呼ぶ場合もあります。
短期間に推移する急性副鼻腔炎と、長期にわたる慢性副鼻腔炎があります。

  • 急性副鼻腔炎:黄色い鼻水・発熱・頭痛が主な症状です。

  • 慢性副鼻腔炎:症状は軽度で、鼻水・鼻づまり・頭痛などです。

治療は抗生剤、消炎剤の投与と同時に鼻の洗浄、ネブライザーによる吸入療法が主ですが、鼻茸があれば積極的に切除します。
鼻の粘膜の腫れをとり膿汁の排せつを容易にすることが大切です。

咽頭炎・喉頭炎

熱があり、のどが痛い、咳が出るなどの咽頭炎・喉頭炎は風邪を代表とする炎症性疾患ですが、なかには扁桃周囲膿瘍、喉頭蓋膿瘍の様な緊急の手術治療を必要とするような重篤な疾患が見られます。
発熱、痛みがいつまでも続くようなら耳鼻咽喉科を受診して下さい。

花粉症(ラジオ波による鼻粘膜焼灼術)

花粉によるアレルギー性鼻炎の代表格はスギ花粉症です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどを主症状としています。
なかでも鼻づまりは最も苦しい症状で、集中力、根気力を奪い日々の生活を傷害します。
ラジオ波による鼻粘膜焼灼術はアレルギー性鼻炎の諸症状を改善、特に鼻づまりに効果があり、一回で数年間効果が持続します。
痛みも無く外来の簡単な手術です。

舌下免疫療法

花粉症、アレルギー性鼻炎に対する、スギ、ダニの舌下免疫療法を行っています。アレルギー体質を改善する治療です。6歳から開始できます。

いびき

いびきは狭くなった咽頭を空気が通ることにより、咽頭粘膜が振動して発生する雑音のことです。
肥満、口呼吸、扁桃肥大、アデノイド、鼻づまり、顎が小さいなどはいずれも咽頭を狭くし、いびきの原因となります。
咽頭を広くする手術が一般的ですが、鼻づまりの簡単な手術(ラジオ波による鼻粘膜焼灼術)でいびきが治ることがあります。

舌癌・喉頭癌・甲状腺癌検診

耳鼻咽喉科で取り扱う癌には、舌癌、喉頭癌、上顎癌、咽頭癌などの他に甲状腺癌、耳下腺・顎下線などがあります。
多くの癌は直接見えるのでファイバースコープなどの内視鏡による診断が大切です。
甲状腺、耳下腺の診断には超音波検査が有用です。
進展度の診断にはCT、MRI、最近ではPETも使われます。
いずれにせよ早期発見が重要なことは言うまでもありません。
タバコは癌の一番の危険因子です。

禁煙外来

喫煙は色々な病気の原因になります。
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、肺気腫、気管支炎など色々ありますが、最も怖いのは喉頭癌、咽頭癌、食道癌、肺癌などの癌疾患です。
健康保険で禁煙できる時代になりました。禁煙して健康的な生活を送りましょう。
禁煙する人を応援します。

発熱外来

コロナ感染症の流行に伴い開設しました。発熱、咽頭痛、激しい咳のある方は一般の方とは別に診察いたします。まずはお電話にて時間を予約し、ご来院ください。

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